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クレッセントブログ CRESCENT☆


神奈川県秦野市のクレッセント音楽教室を主宰している石井晶子のブログです。教室の話題や私のことを掲載していきたいと思いますのでどうぞご覧ください☆
青少年音楽祭のオーディションを終えて・・・・

今朝はウォーキングをしてきましたが
昨日から7月に入り、さすがの美しい紫陽花もだんだん色あせてきました。
いよいよ本格的な夏も近いのだなと感じさせます。
今は一番花の少ない時期ですね。
夏の花が今か今かと準備しているところなのでしょう☆


それでもイオンの北側の通りにがんばって咲いていた黄色い花の写真→





昨日は秦野市文化会館の大小ホールで秦野市青少年音楽祭(10月)の参加者を決めるためのオーディションがありました。
日本でも一つしかない?かもしれない、非常に貴重な形態のコンクールですね。
秦野市が主催なので、必要経費は市が負担し、主管の楽友協会の先生方はボランティアで協力するので
なんと無料で参加出来るという、街あげての音楽普及のためのシステムになっています。
「だから、秦野市は音楽が盛んで、レベルが高い演奏を聴ける可能性も高いのです。」
うん、ちょっと自慢!


さてと、そのオーディション、私も審査したりお手伝いしたり聴いたりしてきました。
皆さん本当にとても立派に、たくさん練習して演奏されていましたが
ずーっと聴いていて、???あれ?
なんだかあんまり面白くないぞ。こんなにきちんと弾いているのになんで?






このオーディションの特徴は、課題曲でなく、自由曲で演奏出来るということです。

 課題曲のコンクールの場合は、みんなが同じ曲を弾くのだから、やはり隅々まで練習し尽くされていかに(自分なりに)100点の演奏が出来るかということはまず基本です。
(もちろんその他にプラスαがなくてはいけないのは当然ですが)
なので止まる、などは論外で、ちょっとはずした、というミスまで命取りになります。弾ききるだけの練習量と本番の集中力を要求されるわけですね。

でも自由曲のコンクールの場合はどうなんでしょう。
バロックから近現代まで、それこそありとあらゆる曲があるのですから
ミスをしないことはもちろん大切ですが(それだけ練習を積むということですから)
その曲の特徴をしっかり把握して、いかにそれにふさわしい奏法で表現できるか・・・ということがもっとも大事になってくると私は思います。
その曲で表現しなくてはいけないことは何か?作曲家が何にこだわっているのか?
それはそれぞれの曲で違うはずです。



それでちょっと気づいたことを何点か・・・・

ソナチネ・ソナタ第1楽章を弾いている人は、作曲構成の勉強をしているのか?

3楽章のロンドを選んでいる人はロンド形式の様式感を理解しているか?

ハイドンとモーツァルトとベートーヴェンの弾き方は違うことを理解しているか?

ワルツ・マズルカ・メヌエット(今回はなかったけど)など舞曲系を選んでいる人はどんな踊りか知っているか?

リズムやシンコペーションの面白さが前面に出ている曲(近現代が多い)はその面白さを前面に出しているか?

ペダルを多用する響きの美しい曲を弾いた人は、ペダルだけに頼った偏った勉強をしていないか?

フォルテの音を出す時、鍵盤の底まで押して、きたないにごった響きにしていないか?

表現力で勝負しようとして、本当はその表現力のために必要なはずの技術練習をおざなりにしていないか?

最初から最後まで、一つだけの同じ表現や奏法で弾き通していないか?




なんだか・・・
思いついたことをただ列挙しましたが^^;
要するに、自由曲の場合、課題曲以上に、その曲の時代背景や、それにふさわしい奏法など幅広い勉強・研究が必要だということですね☆
もしモーツアルトを弾くのであれば
モーツァルトを深く研究しているピアニストがたくさんいるので聴き比べたり、他のモーツァルトの楽曲やオペラや室内楽を聴いたり、その時代の他の作曲家との違いを聴いたり、伝記を読んだり、プロの生演奏を聴きにいったりして、モーツァルトと仲良しになってください。自然に演奏は変わってくるものです。

さてと、コンクールは毎年巡ってくるものです。
やったー!の人も残念!の人も、また気持ち新たにがんばりましょう^。^








|08:54| コンクール | - | trackbacks(0) | posted by 石井晶子(いしい あきこ) - -
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