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クレッセントブログ CRESCENT☆


神奈川県秦野市のクレッセント音楽教室を主宰している石井晶子のブログです。教室の話題や私のことを掲載していきたいと思いますのでどうぞご覧ください☆
PTNAコンペの結果特集号を読んで(^^♪
昨日はソルフェージュの準備の合間を縫って
PTNAコンペの結果特集号を目を通してみました。



私が一番よく読むところは、それぞれの級の審査員長の審査講評です。
どんなことを感じながら審査員の先生方が審査しているのか、
全体的な問題点は何か
今の審査の方向や傾向がよく分かり、今後の指導の方向性がはっきりしてきます。

特に重視するのがD級以上です。



PTNAコンペは受ける人数が多いし、特にB級までは課題曲がとても短いため
お勉強することはとても意味のあることでいいのですが
(私は積極的に勧めています^^)

審査となるとA級やB級はほとんどがカオス状態。
なので
そんな短時間に大多数から選ばれる・・・としたら
やっぱり目立つように弾かないと、目立たないのです。当たり前だけど。

なのでどうしてもアクションも派手に、表現もこってりとなる傾向があり
品よく内に秘めた宝物・・は到底見えてはこないことになりやすい。

でも
決勝になると、短い曲でも4曲弾くことになりますから
当然いろいろとその子の中身が見えてきます。
なので、”目立つから通過できた”子はここで中身が透けて見えてしまうことになります。



A1級審査員長の先生の講評の要約

■「とてもレベルが上がってきている。指導力の向上。参加者の意識の高さ。
自然な良い響きを身に付けている人が増えてきた。」

しかし

■「汚い叩くフォルテを出している子もいる。
とってつけた「フリ」のパフォーマンスはどうしたものでしょうか。滑稽です。
バロックの奏法が上手く行ってない人がいる。」


とても、真をついている講評だと私は思います。私もまさに同意見です♪

でも、疑問なのは、
どうして、その汚いフォルテを出す子や、滑稽なほどのフリを入れる子が
あの激戦の中の、すごい倍率である本選を通過するのか・・
ということ。
決勝を審査する方と本選を審査する方の方向性が一致していない?のかな。
やはり、そういうものを話し合ったり、伝達したりすることも大事なのでは・・・
ともちょっと感じました。


注目のD〜G級での講評
表現の仕方は違っても
同じ意見を持っていらっしゃる方が多いと感じました。

■よいところは(DEF級とも)

「とにかく技術のレベルの向上がものすごい。驚くべきものがある。」


■憂慮すべき点は

D級 不自然な間の取り方や呼吸。とってつけたような動作。
    (この級になってもやっている人がいるんですね)←私の意見
   手に気を取られて、耳を使った客観的な演奏が出来ない。

E級 音楽への親近感が随分遠のいている。
   曲の理解、スタイルを踏まえた上で、感じた曲の面白さ素晴らしさを音の響きの中に求め、
   引き出して欲しい。
    (理解、スタイルは絶対大事ですが、それを追求することだけが演奏の本来の目的ではないはず)←私の意見

F級 作曲家が書いていることは忠実に・・・は基本姿勢です。
   楽譜に指示の無いリタルダンドやテンポルバートのやり過ぎが多い

G級 自分の選んだ曲とその作曲家や背景について深く知り、
   共感する謙虚な気持ちを持つことが大切。

********************************

特にG級審査委員長の江口先生が最後におっしゃっていた文章がとても素敵だったので
ここにそのまま載せます。

周りが次々と「上」を目指して先に進んでいくなか、
地道に自分を大きくするための時間を取ることは難しいと感じるかもしれません。
でも、そもそも「上」とは何でしょうか?
私は作品を深く理解する境地だと思っています。
楽曲に寄り添い、じっくりと向き合うことで見えてくる世界があります。
作曲者の作品への思い、自然の美しさや厳しさを感じる心・・・
誰でもいつかはかならずそこに入ることができる。
自分を信じ、「いま」必要な力を身につけていただきたいと願っています。




私が生徒をどのように育てたいか。また育って欲しいか。
私の「指導の信念」でもあります。

物ごごろついた時から自然に親しみ、
自然の美しさ、楽しさ、怖さを身を持って体験し
ピアノを始めたら多方面から基礎をきちんと身に付け
体を鍛え、
小学校4年になったら、
だんだん自分で考えることができるようにして、「音楽上」の大人への転換を図り、
小学校卒業までに、基礎と表現をしっかりと身に付け
中学校以上は自分で曲(音楽の世界)を切り開いていけるようにする。



さあ、みんな、また新たな世界に一歩踏み出して
楽しくお勉強していきましょう(^^♪






|10:36| コンクール | - | trackbacks(0) | posted by 石井晶子(いしい あきこ) - -
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