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クレッセントブログ CRESCENT☆


神奈川県秦野市のクレッセント音楽教室を主宰している石井晶子のブログです。教室の話題や私のことを掲載していきたいと思いますのでどうぞご覧ください☆
波に揺らぐ小舟のよう?  トークコンサート秘話NO2^。^
スイスの美しい湖、ルツェルン湖☆


先日のトークコンサート第2弾はこれ!!
秘話でもなんでもないんですけどね^^;

ベートーヴェンは生涯に32曲のピアノソナタを書きました。
どれも重要な曲ばかりで、ピアノの「新約聖書」とも呼ばれていて、学習者は必ず練習をしないといけないことになっています。
(いけない・・・というのは、やることにそれだけ価値がある・・ということですネ)
ちなみに「旧約聖書」はバッハの平均律です^。^


「悲愴」「熱情」「告別」「ワルトシュタイン」「テンペスト」・・とずらっと並ぶ難曲の中でも
ひときわ異彩を放っているのは「月光ソナタ」ではないでしょうか。

だってそう思いませんか?
普通、第1楽章は速くて堂々として力強くて、、、っていうイメージがありますよねえ。
それなのに、このソナタの第1楽章!!
静かで美しく気高く神々しく、ひたひたとした調べの中に情熱がこもっている感じ。
第2楽章はうきうきと、第3楽章は荒れ狂う波のように表わされるので
「月光」というネーミングは第1楽章に対してつけられたものと思われます。
4楽章形式の第1楽章がなくなった形で、実はこの1楽章が2楽章に当たる・・・という意見もあるそうですが
この出だし。私にはやはりこれが第1楽章に思えます。


もともと、月光というネーミング、ベートーヴェンがつけたものではないんですね。
ベートーヴェンは「幻想曲風ソナタ」と楽譜に書いたのに
ベートーヴェンの死後、ルートヴィヒ・レルシュタープという当時の詩人&音楽評論家が
「ルツェルン湖の月光の波に揺らぐ小舟のよう」とコメントしたことで
この名前が広まり、今ではみんなが月光と呼ぶことになりました。







ネーミングって大切ですよね!
だって、すごい名曲には何も変わりないけれど、この曲がもし「月光」でなくて「幻想曲風ソナタ」という題だったら、みんなが思わず弾きたい気持ちになるでしょうか??

しかし、このレルシュタープ、大した詩人ではなかったそうですが、このネーミング一つで歴史に名前を残すことになりました^^;

ルツェルン湖はスイスで4番目に大きい湖だそうです。


静かな夜。あたりは人気もなく静まり返っている。
森のざわめきが遠くに聞こえる。
透き通った美しい水、細かくさざ波が立ち、月の光が白く、時に青く湖面に映る。
その光に魅入られているうちに、自分の気持ちが交錯していく・・・


なーんて感じでしょうか^^;

その風景や、心象を想像しながら弾き進めていくと、吸い込まれるような力を感じます。
皆さんも是非体験してみてくださいね☆






|10:33| 楽曲・CD紹介 | - | trackbacks(0) | posted by 石井晶子(いしい あきこ) - -
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